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セドナ日記 『いよいよセドナへ!』
フェニックスから約二時間程。光のない闇のハイウェイが延々続く。
もちろん岩山の連なる景色も何もかもが闇の中に隠され、ただ・天空に広がる満面の星の輝きだけが眩しい。風が吹き、気候は日本の晩秋といった感じ。Tシャツ一枚ではかなり肌寒い。
のんちゃん曰く、明日の朝外の景色を観て、「どっ・フャー・って言って下さーい!」
ここは赤い岩山・レッドロックに囲まれたネイティヴアメリカン・ホピの聖地。明日その全てが姿を現す!
そんな闇の中「セドナ」の看板が突然現れる。
すると・・いきなり私にフラッシュバックが起こる。
家の灯りが観え始めたとたん、小高い丘に連ならる平屋の家々の記憶が鮮明に甦る。さっそくのお出ましか?!
何時観た夢かも覚えてない?でも確かに見覚えのある風景。カウボーイハットをかぶった奴らがトロッコ列車に乗って一緒に騒いでた・。なんでこんな夢観るんだろう?と思ってた事を思い出す。
車道の大通りと家々の感じがあまりにも一致しているのに驚く。
そんな中、ホテルに着いて何処の国でもやってしまう恒例のビール探し。聞き出したa.m.p.m.へ。行く途中での通りの奥の林から漂う懐かしい風の匂い。それは私の幼い記憶。でもそれは・たぶん・もっと前の・魂の懐かしい記憶・・。
やっぱり・私はここに居た・。
だから・また・私は・ここに・来た!
2005/10/27
リンポチェによる祝福と浄化。
みんなやはり涙。ああ・懐かしい・。
一年前の一連の和歌山・新潟ツアーを思い出す。
でも日本とはひと味違う緊張感。
ここエマホセンターで本当に最終日にコンサートが実現するのだろうか?
リンポチェセレモニーが終わった後、いつもの様に「ガハ・ガハ」笑っている。この強烈なギャップがまた人の心を惹きつける。ここで私は人間の魅力を決定付ける何かが、落差・ギャップである事に気付く。リボンセレモニーのあとで、のんちゃんからも噂に聞いていた何百人の高僧が経文を唱えながら練り上げたどんな病にも利くと言う貴重な丸薬を三個も戴く事に!でもこの薬はよっぽどの事でもない限りはたぶん飲まないんだろう・。
その日の夕飯は、いかにもアメリカンなハンバーグショップへ。車で走る通りは、タイやインドネシアな感じのするさつばつとした風景、でも一歩店に入ると、やっぱりここはアメリカン・?
リンポチェも白人の姉ちゃんと親しげに話したりして、強烈に大きなポテトやらコーラが・・。
2005/10/27
セドナ日記 『フェニックス上陸!』
サンフランシスコより国内便でおよそ二時間。以外にもやっとしたエイジアンな気候に、どうもアメリカに上陸した感じがしない。違う所と言えば、もこもこっと浮き草の様に漂う雲か・。のんちゃんと共にお出迎え戴いたザチョゼ・リンポチェ氏との一年振りの再会!今年インドでのダライラマ法王の70歳のバースディパーティの仕切りを、世界中に分布する数百名のリンポチェの中より長老達をもさておき唯一選ばれた者だけあって、何気にパワーアップした感じが。さらにお供にもう一人のリンポチェも登場。一路彼らの本拠地、フェニックスのエマホセンターに向かう。
2005/10/24
セドナ日記:プロローグ 『大きな白いファルコンが共に、新世界はフェニックス(不死鳥)のおわす懐へ舞い降れり!』
「Himalaya/龍の舞」が完成したのは夜の10時。それから必死の
徹夜のCDプリントが始まる。が・物理的にコピーの出来る枚数が判明するに連れ、朝の五時頃さすがにダウン。再び渡米日の朝九時頃から再開するも焼け石に水。とても予定の枚数に間に合う訳もなく、正午には遂にタイムリミット。何枚プリント出来たのだろう?でもそれが今回必要な数と諦め、乗り遅れない為に関空に向かう。とにかく眠い。サンフランシスコまでは9時間。ようやく無事搭乗。眠いわりには眠れない中延々続くうつろうつろ。体が・手が、ビクッ・ビクッと痙攣して痺れる。なんの兆候だろう?ただそのたびに体のバランスが微妙にとれていくのが解る。寝不足に、さらに眠れない身体が不思議な事にすっきりしていく。大した揺れもなく追い風に吹かれてこの歳にしての初のアメリカ大陸上陸!でもそこは、アメリカでアメリカではない新大陸、先住民族ネイティヴアメリカンの聖地アリゾナ。私もいつの時代かたぶんこの地に暮らしていた・・?今回の渡米に向けて、ぎりぎりまですったもんだした末選ばれし同行者、けんちゃん・しょうちゃんとも、少し遅れの便で無事感動の合流!しょうちゃん曰く。「飛行機着陸時に、飛行機と同じ大きさの白龍が隣に並走して降り立つのが観れた!」「みんな龍を観たりする話はよくは聞いていたけど、私が観れたのは今回初めて!」吉野の丹生川上の龍神様か?その話を聞いた私も、このツアーで今後何が起こるのか?特別の気配を感じる。
遂に!私にとっての・たぶん二度目の・「そして世界へ!」が、遂に・
は・・・・じ・・・・ま・・・・る・・・・る・・・・!
2005/10/23
皆さーんお待たせ致しました。いよいよ『セドナ日記』始まりぃ!
あれからもう早くも一週間。その間私は健さんの新作映画「単騎、千里を走る」のプレス向けの制作発表PVの為の音楽制作や奉納演奏に明け暮れ、時差ぼけも手伝って曜日と時間が交錯するあっと言う間の一週間でした。ようやくコラムに手を伸ばす事が出来ました。(笑)セドナでの強烈な体験を今後少しずつお伝えして行こうと思います。これから年末にかけての動きは、ライブはやはり和歌山が中心になりそうですが、新宮・全龍寺の二回目のコンサート。故郷海南での熊野古道の本格的な山間部への入り口、あの南方熊楠の名前の由来にもなった楠木の大木のある藤白神社での奉納。元旦での重文の獅子舞とのコラボが実現出来そうです!11月末にはポニーキャニオンのDVD『さくら』の総集編二枚組の音楽の為の、グランドピアノでの映像を観ながらの一期一会の生収録。そして12月には早くも再びフェニックス?なんか大規模なチベット文化のイベントに、リンポチェからのラブコールが来てるみたいで・・。そのリンポチェの12月来日もどうやら決まりそうで、前回同様、大阪・和歌山・新潟・群馬のツアーになるみたいです。 そっちの方もまたお供するんでしょうかね?って感じで、いつになく忙しくなりそうな年末です。
2005/10/20
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