ところが・どっこい。
次の日さっそくその社長さんからメールが来ました。
それは、
「この話はなかった事に・」と言った内容のものでした。
昨日はあんなに乗り気だったのに・訳がわかりません。
後で徐々に判明していったのですが・
どうやらこの「ついてる」で一儲け企んでいたと言う話でした。
その後、違う歌詞をわざわざ作って持ってきた社長さんもいたりました。
それもやはり実現までには至らず、
でも今から考えると、
この「ついてる」を100回と言う以上に、インパクトのある歌詞は存在する訳もなく、
とにかく、下心があればあるほど、
どんどんと間引かれていくのでありました。
「儲けるな!」の一言で、原価での販売!
経費節減のために・
CDを入れるケースの安いのを、知り合いの中国の工場に頼んだらとか、
ジャケットを安く作ってくれる方を紹介されたりと、
このCDの誕生に向けて、周辺では何やら大きな波が起き始めていました。
でも・殆どが現れては消え、それらは結局皆実現に結びつく事も無く。
シャボン玉の様に、現れては消え・現れては消えを繰り返しました。
「何かが間違っている・・・」
実現に至らない事に、何かが間違っている感が少しづつ芽生え始める。
それが何かは後で触れるとして、遅ればせながら今一番しなければいけない事に気付く。
誰が歌う?
歌手探しです。
男性?女性?大人?子供?プロ?素人?
これも・なんのあてのないまま、何人もの何人もの名前が挙がっては消えました。
そんな時、もう誰の発言だったかも忘れてしまいましたが、
ある方が突然こんな事を言い出しました。
「声の太い男の人!」
この一言で、この「ついてる百回そんぐ」の歌い手があっさりと決まってしまったのでありました。
どんな展開か・?(笑)
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